ミケ日記

2005年7月


7月2日 土曜日 曇り時々雨

 朝、赤翡翠、ほととぎす 、そしてセキレイと順番に鳴きだす。小雨模様の電線で、巣立ちしたばかりらしい燕の子が三羽ならんでいた。親燕がときどき餌をとってきては飛ぶ訓練をしようとしているらしい。子燕はなかなか動かない。電線にくっついた餅花のようだ。ゴックン。

 このあたりではめずらしく雀もいる。山の鳥達をみなれていると雀もなかなか洒落た鳥に見える。

   かわいいぞ食べちゃいたいぞ軒雀つぶらな瞳頬の黒星  ミケ


7月1日 金曜日 雨

 大雨の被害がニュースになっている。毎年かならずお年寄りが雨の田んぼや畑を見に行って亡くなり、下校途中の子供が行方不明になる。そして「災害弱者」などという無残なレッテルを貼って終わりになる。

 猫も大雨の被害には弱い。この時期、春に生まれた子猫はかなり大きくなっている。母親猫はガプッ咥えてもなかなか運びづらい。雨の中の移動は至難である。雨に打たれて体温の下がった子猫は死んでしまう。野良猫には受難の雨なのである。


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